ネル形の違いが味に及ぼす影響
先日の大坊珈琲のネルドリップ講習会で記憶に強く残った円錐形のネルと丸形のネルの違いについてです。
講習会についての記事はこちら↓
ここで学んだことを自分の中で整理しておきたい気持ちが強いので、思い切って飲み比べしてみようと思います。
ただ、、、ネルの厚さが少しだけ違います。(円錐のほうがほんの少しだけ薄い)
これは、味に影響すると思いますが、ご勘弁。(丸ネルの方の生地は手に入らないので。。。)
ネルの形以外に変化が無いよう、以下の項目をすべて同じにします。
抽出条件
- 豆・・・大坊珈琲ブレンド
- 粗さ・・・粗びき
- 湯の温度・・・80度
- 抽出方法・・・ネルドリップで点滴→クルクル回し方式
- ネルは直前に同じ鍋で煮沸
- 量・・・18グラムで100CC
というわけで、やってみよう
まずネルですが、左が円錐形のネル、右が丸いネルです。
左は自分で手縫いしました。
豆は同じ粗さで挽いてます。
そして温度は80度に設定。
抽出。(下が円錐、上が丸ネルです。)
色にほぼ違いはありません。
出がらしです。
味の違い
思ったより違いが大きくびっくり(誤差の範囲かと思っていましたが。)
特に違うのは、苦みの強さ。
円錐の方が圧倒的に苦みが強いです。
ただ、苦みが強いと感じるのは温度が高い時で、温度が下がってくるとそれほど差は感じないような気がしました。
(自分が苦みになれただけかと思い、水を飲んで時間を空けて飲みましたが、結果は同じでした。)
温度が高いほうが苦みが強く感じるのは確かだと思いますので、それがより強調されていたのではないかと思います。
香りの違い
円錐の方が少し弱いです。
なんでこうなってしまうのかはよくわかりませんが。。。
これまで私はずっと円錐ネルでクルクル回しで入れていたのですが、
喫茶店で飲むコーヒーより香りが弱く、なんでだろうなぁとずっと考えていました。
同じ円錐ネルを使っているお店の珈琲と比較してもそうだったので、なぜなのか全くわからず、悩んでおりました。
その答えがこれなのかもしれません。
仮説としては、
円錐ネル・・・クルクル回しではない淹れ方が良い
丸ネル・・・クルクル回しで淹れたほうが良い
ということなのかなと思っています。
今度は円錐ネルのクルクル回しとクルクル回しでないパターンの2つをやってみたいと思います。
大坊さんの豆をこんな実験に使ってしまい大変申し訳ございません。(誰への謝罪??笑)
まぁいろいろつぶやいてますが、どっちの淹れ方でも、
パンパじゃなくうまい
実験といいつつ、超真剣に淹れてじっくり味わいましたので、私的には満足しております。